FrequentlyAskedQuestions

通常、あるタスク(:secondary と仮定)から、別のタスク(:primary と仮定)を実施するには、:secondary の前提条件として、:primary が実施済みであることを指定するのが、一般的です。

• 例

task :primary => [:secondary]

task :secondary do
  puts ":secondary の実施。" 
end

しかし、まれにではありますが、:primary タスクの中で、:secondary タスクを実行したいというケースも存在します。その場合は以下のようにして実現できます。

task :primary do
  Rake::Task[:secondary].invoke
end

task :secondary do
  puts ":secondary の実施。" 
end

上記の方法を選んだ場合、以下を念頭に置いてください。

• :primary タスクが実施される際に、その中で :secondary タスクが実施されます。
• :secondary タスクのすべての前提条件は、:primary の前ではなく、:secondary タスクの前に実施されます。
• もし、一度でも :secondary タスクが実施されれば、例え明示的に指定されても、再度実施されることはありません。Rake のタスクは、実行時に一度だけです

もし、二つめと三つ目の条件が気に入らない場合は、通常の Ruby のメソッドを使って :secondary タスクと :primary タスクで、そのメソッドを呼び出すことを考慮する必要があるでしょう。以下のようにです。

task :primary do
  secondary_task
end

task :secondary do
  secondary_task
end

def secondary_task
  puts ":secondary の実施。" 
end